WORKS 01内部きず検査
超音波探傷検査(UT)(フェイズドアレイ)(TOFD)
超音波の指向性と反射特性を利用して、各種材料の内部を検査するほかに厚さを測定します。
一般的な探触子法による探傷方法以外に、フェイズドアレイ法、TOFD法による検査により、デジタルイメージ化した検査で従来複雑で困難な箇所の検査が可能になりました。
- ◎フェイズドアレイ超音波探傷検査(Phased Array)
- 連続して屈折角の変化する超音波ビームを自動制御することで、きずの位置、形状を視覚的に評価することが可能になり、従来の超音波検査の欠点であった記録性を大幅に改善しています。

- ◎TOFD法超音波探傷検査
- TOFD法は溶接線を挟んで両側に探触子を配置し、溶接線軸方向に走査することで全断面の評価が出来ます。厚板の探傷も一度の走査のため、大幅な検査時間短縮が可能になります。余寿命評価に際してももっとも重要な情報である、内部きずの板厚方向の高さを測定する手段として有効です。


汎用型超音波探傷器
国内外の性能規格を満足する汎用型超音波探傷器を取り揃えております。




厚さ測定専用器も多数準備しています。



水浸UT検査(IRIS)
熱交換器等のチューブ拡管部に発生する応力腐食割れの検出および腐食減肉部の検出(肉厚測定)など応用範囲は極めて広く、設備診断技術の一手法として高く評価されています。
- ◎深層部肉厚測定
- 人間が入れない狭部を先端カメラで位置確認しながら測定します。
- ◎超音波チューブ探傷システム(IRIS)
当社のIRIS装置の特徴
- DUALアンプ(2つのアンプ)により内外面の探傷感度を個別に設定
- 高いパルス繰り返し数により、高速での探傷スピードでも高い検出精度を確保している
- Bスキャン、Cマッピングにより豊富な情報の入手が可能
- 電動エンコーダーにより正確な位置情報を入手
- 適用管径は内径10~75mm
- 測定限度は鋼0.5mmも可能、銅合金0.7mm精度±0.05mm


